BLSコース コースの概要

コースの概要

BLSコース

JRC(日本蘇生協議会)のガイドラインに準拠した、医療従事者のためのBLS(一次救命処置)のトレーニングコースです。日本救急医学会認定コースとして開催することで、BLS教育の普及・啓発を促進することを目的としています。また、ICLSコースの前段階として受講することで、ICLSコース受講者の増加や教育の質の向上、時間短縮につなげます。講義はほとんど行わず、実技実習を中心としたコースです。
日本救急医学会では、一定の基準を満たしたコースに対して「コース認定」を行っています。日本救急医学会認定BLSコースは、ICLS認定ディレクターがコース申請をすることができます。また、ICLS認定インストラクターがコースで指導を行うことができます。

■コースの一般目標

突然の心肺停止や窒息に対するBLS(一次救命処置)を習得する。

■コースの行動目標
  • 傷病者の急変を早期に認知し、直ちに蘇生行動を始めることができる
  • 質の高い胸骨圧迫と人工呼吸を行うことができる
  • AED(自動体外式除細動器)を正しく安全に使用できる
  • BLS(一次救命処置)アルゴリズムを理解し、チームで実践することができる
  • 異物による気道閉塞に対する対応を実践できる

BLSコースの認定基準

  1. 実技を中心としたコースで、コース時間を90分以上確保する。
  2. 1グループ6名以下を標準とする。
  3. 認定コースディレクターがコースディレクターとなり、コースの質を保証する。
  4. 各ブースに1名以上の認定インストラクター(ブース長)がつき、各ブースの質を保証する。
    ※1ブース開催の場合、ディレクターがブース長を兼任することが可能である。
    ※2ブース以上での開催の場合、ディレクターがブース長を兼任することはできず、各ブースにディレクターとは別の認定インストラクター(ブース長)が必要である。
  5. コース内容は、日本版ガイドラインの内容に準拠する。

※コース申請時には受講者の公募枠を設けることが望ましい。

コース開催(例)

開催日時 毎週水曜日 午後6時より午後9時00分まで
埼玉医大BLSメーリングリストにて御確認下さい。
インストラクターは開催5分前までに集合
募集人数 受講者12人(2ブース) ※1ブース6名まで
コース実行者 コース開催責任医師 1人(ICLS認定CD)
1ブースにつき   インストラクター1名(ICLS認定インストラクター)
必要物品 1ブースにつき
レサシアン  1体
AED-トレーナ  1台
ポケットマスク  3個(インストラクターは持参)
バックバルブマスク
コース時間 3時間00分 ※90分以上で実技中心であること
スケジュール 18:00~18:15 導入(15)
18:15~19:00 CPR(45)
19:00~19:20 AED(20)
19:20~19:30 休憩(10)
19:30~20:10 CPR+AED(40)
20:10~20:15 休憩(5)
20:15~20:40 実技テスト(25)
20:40~20:55 筆記テスト(15)
20:55~21:00 修了式 (5)

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